ネットが繋がらなくなり、IPアドレスがいつもと違う「169.254.xxx.xxx」になってしまったときに対処した方法です。
HUB(ハブ)が故障してしまい、交換した後になぜか自分ひとりだけがネットに繋がらない状態になってしまった。
まるで、仲間はずれにされた疎外感に襲われた気分でした。
今回は、このトラブルの解決方法を、自分のためにも備忘録として残しておくことにします。
IPアドレス169.254.xxx.xxxの正体
ネット繋がらなくなって、調べていくうちに自分だけIPアドレスが「169.254.xxx.xxx」となっている。
自分の記憶では、「192.168.0.12」だったはず。
自動取得で変わってしまったのか?
そもそもこの「169.254.xxx.xxx」ってなんなのか?
特別なアドレス リンクローカルアドレス
このアドレスは、ある意味特別なアドレスです。
DHCPサーバがIPアドレスを割り当てていますが、DHCPサーバが存在しないネットワーク環境では、パソコン自身がIPアドレスを割り当てる、自己割り当てアドレスです。
通常のネットワークでは、DHCPサーバから割り当てられるアドレスか固定アドレスになります。
今回、自分のパソコンはDHCPサーバから自動割り当てされるようになっていたので、自己割り当てアドレスを割り当てることは無いはずです。
DHCPサーバと自分のパソコンは物理的に繋がっていても、通信が途絶えて孤立している状態だと判断できます。
IPアドレス169.254.xxx.xxxの対処法
169.254.xxx.xxxのアドレスが割り当てられていたら、まず物理的に繋がっている機器類から疑いましょう。
自分も、LANケーブルを取り替えてみたり、HUBの電源をOFF・ONしたり、ルーターも電源OFF・ONを行ってみました。
そして自分のパソコンの再起動です。
これだけの事をしてみても、一向に改善の気配がない。
ここではじめて調べました。
でも、パソコンがつけないのでスマホで検索。
この問題に悩んでいる方が、結構いたのでびっくりです。
機器類の再起動だけじゃなく、LANアダプタのドライバ更新も試してみたのですが全く改善なし。
ググっているうちに見つけたのが、完全なるシャットダウン。
いつものシャットダウンではダメ。
シャットダウンしてから、電源ケーブルを抜いて一切通電されていない状態にします。
時間的に5分程度、ケーブルを抜いた状態にします。
その後、電源ケーブルを挿してから電源を入れてみたら、何事もなかったかのようにネットワークに繋がりました。
原因はわかりませんが、単純な方法で回復しました。
まとめ
いつも当たり前と思って利用しているネットが、突然使えなくなるという状況に焦りました。
焦ると何をしても裏目に出てしまい、解決できない。
でも、こういう時ほどシンプルに基本に立ち返るほうが、解決まで時間を要することがないように感じました。
”困ったときは再起動”という実に単純な方法ですが、今回は再起動ではなく、シャットダウン。
いつものシャットダウンではなく、シャットダウン後に電源の供給まで断ち切ることで、完全なるシャットダウンという状態にすることで改善できました。
何もかも断ち切ってから再接続すると、もう一度接続するプロセスを一からやり直してくれるんだと思います。
この方法で解決できれば幸いです。
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