会計に限らず、ビジネスマンとして仕事をしていると、何度か耳にする「貸借対照表」。
会計は経理に任せておけばいいと思っていたら大間違いですよ。
会計を制するものは会社を強くするとまで言われています。ちょっと大げさな気もしますが、それだけ大事なことだと言うことです。
ここでは「貸借対照表」をなるべくわかりやすく説明しています。
貸借対照表ってなに?
貸借対照表は、会社の健康状態を示す財務諸表の一つです。
って言われてわkるくらいなら、このページに来てないですよね。
もうちょっとわかりやすく言うと、会社が持っているお金(どんな状態で保持しているか)、どれだけ返済しなきゃならないお金(なんで返済することになったのか)、最後に集めたお金の状態が書いてある表なんです。
資産・負債・純資産の3構成
対照表というので、何かと何かを見比べている表と言うことになります。
左側が資産(会社が持っているお金)、右側に負債(会社が返済しなきゃいけないお金)と純資産(集めたお金)。
左と右で見比べてみると、左側に資産の合計と右側に負債と純資産をプラスした金額はピッタリ一致するんです。
一円の狂いもありません。
資産ってなに?
貸借対照表の左側に資産があります。会社が持っているお金です。
まず、あなた自身を振り返ってください。
お財布にお金が入ってますよね。それは現金と言います。
銀行にお金を預けていますよね。それは普通預金といいます。
もし、家を持っていれば、それは固定資産になります。
資産には、お金そのものと、お金になるものが記載されています。
現金になりやすいものほど上に記載されます。
負債ってなんだ!
貸借対照表の右側に負債があります。会社が返済しなきゃならないお金です。
ここでもあなた自身を振り返ってみましょう。
給料日前に友人からお金を借りたとします。
給料がでたらすぐに返すからと約束したとしますよね。これを短期借入金といいます。
クレジットで買い物したとき、銀行からの引き落としは来月以降になりますよね。
このように先に商品を手に入れて、後からお金を支払うのを買掛金といいます。
家族が増えたから家を購入したとします。35年ローンを組んで支払をします。
これは長期借入金といいます。
こんな感じでお金の支払が生じるものが負債です。
負債がたくさんあると赤字てことです。
純資産ってなに
貸借対照表の右側に下のほうにあるのが純資産です。
純資産は、集めたお金と利益などを合わせたお金です。
資本金は株主(お金を出す人)から集めます。そのお金で会社をスタートさせるための資金です。
資本金1円でも会社を作ることは出来ますが、1円では何も出来ませんのである程度は必要ですね。
貸借対照表でなにがわかるのか?
貸借対照表を見て何がわかるのかと言うと、会社の安定性がわかります。
その見方とは、自己資本比率という数値になります。
この比率が40%以上だと安泰だと言われています。
その理由ですが、まず自己資本比率の計算方法から見てみましょう。
自己資本比率=自己資本(自分で出した資本)/(自己資本+他人資本(他人様より集めたお金)となります。
例えば、自己資本比率33%=10万円/(10万円+20万円)だと不安定になります。
ところが、自己資本比率50%=15万円/(15万円+15万円)だと経営は安定します。
お金も出せは口も出るわけですから、出来るだけ資本は自己資本を増やす方がいいんですね。
他にも流動比率というのがあるんですが、比率が低いほど支払能力も低いということになる指標があります。
貸借対照表から会社の健康状態が見えてくると言うのは、このあたりのことからいえるのです。
自身の会社の貸借対照表をみる機会があったなら、こんな風に見てみると面白いですよ。
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