コンビニの駄菓子と昭和50年代の駄菓子屋の違いを考察

こんにちは。

今日は駄菓子について思うことがあるので書かせてもらいました。

最近、コンビニに駄菓子をまとめて置いてある駄菓子コーナーのようなものがあることに気が付いた。

コンビニに駄菓子を買いに行く発想が無かったので、駄菓子が置いてある事と懐かしさに驚きました。

でも、ちょっと違和感が心の中で沸き起こりました。

コンビニの駄菓子と昭和50年代の駄菓子屋の違い

この違いは、

コンビニはアルバイトの店員さんで、駄菓子屋はばあちゃん。

コンビニは清潔で、駄菓子屋は不衛生な雰囲気

コンビニは味気ないが、駄菓子屋は子供のことがわかっていた。

たったこれだけですが、ここには大きな違いがある気がする。

コンビニ店員と店番のばあちゃんの違い。

コンビニの店員を悪く言うつもりはないんだけど、あのカウンターが駄菓子を買うという、

一種のコミュニケーションを阻害しているのではないかと考える。

コンビニの駄菓子は清潔

駄菓子をよく食べたのは小学校時代。

近所にある駄菓子屋に十円玉を5,6個持って、着色料たっぷりの体に悪そうな食べ物を、喜んで食べていた。

薄暗い店の奥に、これ以上老けようが無いほどの年齢のおばあちゃんが店番のために、店全体を仕切っていました。

お店に並ぶ駄菓子やおもちゃはほこりを被っているものも多数ありました。

当時は、そんなことは一切気にせず、買った駄菓子を食べていました。

今のように、清潔・安心などというフレーズなどは皆無。

多少不衛生な状況でも、まったく気にしたことも無かった。

ところが、コンビニの駄菓子は、綺麗に並べられて、一つずつ包装されている。

清潔で、口に入れても安心です!といった感じ。

これじゃ駄菓子じゃねーだろ!と、言いたくなりましたが、時代が違うといわれてしまえばそれまで。

さらに、味気ないのが消費税の表示。

まあ、仕方ないんだけども、当時の駄菓子屋は、小銭を握りしめ駄菓子屋で何を買おうか?どのお菓子なら買えるのか?

学校じゃ授業で足し算引き算ができないのに、駄菓子屋では必死に暗算する。

当時は1袋5円のラメックとかいう、ベビースターラーメンの親戚みたいなもんが売ってたわけです。

10円で5円のおつりが嬉しかった。

駄菓子屋はトレンドを知っていた

駄菓子屋のババアは呆けているふりをして、しっかりと店番していた。

万引きは未然に防ぐ眼光の鋭さ。

やたらと暗算が早く会計がスムーズ。コンビニで”ピッ”ってするよりも手早く計算。

そして、子供心をしっかりとキャッチ!

駄菓子屋を訪れる子供を相手にしているが、子供たちの趣向や流行りものをいち早く取り入れて店先で販売する。

学校で流行っているものなどを、お店に来た子供らから聞き出し、希望の商品があれば仕入れてみて売れ行きを確かめる。

今の老人と比べたら、しっかりとしていた。

本当に呆けてたら店番なんてできないしね。

ババアは駄菓子屋の最高責任者でありながら、店頭を仕切るバイヤーでもありスーパーセールスパーソンでもある。

コンビニは誰でもいつでも利用できるが、店員さんもお客さんも一方通行で双方向のやり取りが少ないのではないか。

もっともっと双方向の関係になれば、駄菓子に限らず、お客さんの”欲しい商品”が増えるのではないだろうか。

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