伊藤忠商事は2日、昨年5月から毎週金曜に実施しているカジュアル出勤日「脱スーツデー」について、この5月から1日増やして毎週水曜と金曜の週2日にすると発表された記事を目にしました。
何が狙いなんだろうと考えてみました。
脱スーツデーだったら何を着て会社にいく?
今勤めている会社から、毎週水曜日と金曜日は「脱スーツデーだぞ」って言われたらどうしよう?
何を着て会社にいけばいいんだろう?
ホワイトカラー系のサラリーマンなら、ほとんどがスーツで出勤し勤務しているはず。
脱スーツと言われても、50代のおじさんはどうしたらいいのかわからない。
やっとクールビズという習慣に慣れてきたところに「脱スーツ」って言われると、また悩みが増えてしまう。
脱スーツだとしても、面倒なのでスーツで出勤してしまいそうだ。
なぜ脱スーツなんだろう?
クールビズもそれなりにいいことだけど、更に脱スーツにまで発展したんだろう。
記事にはこんなことが書いてありました。
”クールビズはナンセンスと考え社員らにより刺激を与えようとジャケットとジーンズを推奨してきた。”と。
この策として効果があったのかどうかについては、”「数値にはできないが、業績はいい。取引先にも従業員にも好評。今日は僕もジャケットと靴下を紫であわせた」”。
なぜ業績がいいのかわからないが、そもそもスーツを着なくても仕事は出来るから、あえて脱スーツとか宣言しなくてもいいんじゃないかとも思う。
脱スーツで仕事のモチベーションが上がったのだろうか。
服装が変わり、いつもと違う状況で仕事をしたことにより効率がアップするのだろうか。
服装がいつも同じ職業と言えば、警察官・鉄道・看護師・消防士などですが、服装と言うよりユニフォームですよね。
むしろ、ユニフォームを着ることで、仕事に対する使命感と言うかモチベーションを維持していると言えます。
会社員のスーツもユニフォームと言えるのではないでしょうか。
そのユニフォームを着ないで、ある程度本人の裁量に任せて服装を自由にしてもいいよと言うことに成ると心理的にどうなるんだろう。
それにより、業績はよくなるんだろうか?
自由な服装で業績はよくなるの?
もし、服装が自由で仕事の効率がアップして業績もよくなるとしたなら、どこの企業も率先して服装は社員に任せているはず。
大抵の会社員は、特に男性はスーツが当たり前のようです。
まるで、義務教育の中学生の制服のように、似たり寄ったりの色のスーツに、多少柄の違うネクタイを締めて仕事をしています。
右も左も同じような服を着た人間が、毎日同じ場所でいつもと変わらない状況で仕事をしている。
何も変化がない職場で仕事をしていると、仕事が嫌にあると言うよりも、飽きてきませんか?
社員食堂のメニューと同じで、毎日同じような食事だと飽きてしまうのと同じ。
たま~に、スペシャルランチがあると食べてみたくなる。
多少の変化で気分も変わる。
たぶん、脱スーツも同じなのかもしれない。
毎日同じ状況を変化させるには服装を変える。
会社は費用を掛けずに社員のモチベーションを上げる
毎日同じ環境下で仕事をするよりも、変化をもたらすことで仕事の効率を維持するにはどうしたらいいのか。
例えば、席替えをしたりレイアウトを変えたり植物を置いたりすることがあります。
ただし、その都度費用がかかりますので、行うにしても半期に一度や年に一度になってしまう。
そこで、会社が費用を掛けないで変化をもたらすには、社員本人が変化する。
それには制服のようなスーツをやめて、服装を自由にしてみる。
それにより、同じ場所で仕事をしていても、隣にいる人がいつもと違うような雰囲気になり、それが刺激となり仕事に対するモチベーションを維持できると考えれば、業績がいいと言えるのではないかと推測できます。
まとめ
制服を着て仕事をしている方もいれば、もともと自由な服装で仕事をしている方もいる。
そういう方とは違い、一般的なサラリーマンは、ある意味制服のようなスーツを着て仕事をしているが、実は毎日変化が乏しいのではないでしょうか。
そこに、脱スーツという刺激を与えることで仕事の効率を維持できるのかと思います。
でも、思うのですよ。
服装は自由であるべきで、何を着ようが本人に任せるのがいいのではないでしょうか。
もちろんスーツがいいという方はスーツを着ればいい。
状況に合わせて服を着ればいいだけの話です。
いかにも日本の会社ならではの話題だと思います。
おじさんの勝手な考えでした。
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